時には星の下で眠る

北の国では紅葉の便りが聞こえる連休の頃、
大学時代の友人との再会を期して、山に行くことにした。
久しぶりに鉄道でゆく秋の小さな山旅を楽しみたくて、
一泊分のザックを背負って電車に乗った。
丹波路快速・大和路快速を乗り継いで、秋を見つける小旅行である。
まだ１０月とはいえ日中は２５度以上になる日が続いている中で、
秋を感じることが出来るだろうか？と比較的空いている座席にザック
を載せた横で居眠りをすること１時間半で待ち合わせの駅に到着した。
初めての場所なので携帯で何処何処にいる？と大声で話していると
実はすぐ後ろの車にいることが判った。お互い反対方向の景色しか
見ていなかったので、自分の位置を確認できなかったのである　笑
登山口まで車で向かったがどうも朝には晴れていた空の雲行きが
怪しくなってきた。幸いなことに登山口についた頃は薄くなり霧の
ような状態になった。友人はダブルステッキとダウンシェラフ
（モンベルＳＳダウンハガー＃２）を新調したのでそれを試す
つもりである。１泊分の装備で約１２ｋｇらしい。私はテント込みで８ｋｇ程
である。ひーひー喘ぎなら約２時間少々で例の場所に到着した。
しかし見渡す限り、辺りはガスで真っ白である。

肌寒く白い世界のなかで彷徨ったあげく、
果たして秋は何処まで来ているのだろうか・・・・・・・